文化庁による持続可能な文化芸術活動の環境整備を行うためのモデル事業として創設された地域文化倶楽部。
昨年11月より名古屋市教育委員会に後援いただき、一般財団法人民族衣裳文化普及協会主催で6回の親子きもの講座が名古屋市の熱田神宮にて開催されました。
1月28日(土)に最終日を迎えた親子きもの地域文化倶楽部。
私は全6回のきもの講師として、ご参加いただいた親子27名の皆さんと一緒に楽しい時間を過ごさせていただきました。
1回目~4回目で自分できものを着て半幅帯を結ぶまでお稽古させていただき、5回目はきもので熱田神宮を散策。名古屋コンシェルジュの方に熱田神宮についてガイドいただきました。
そして最終日の6回目は、私が所属している開講講師会の講師たちに協力いただき、発表会ときものミニショーを開催しました。
全6回、最初は緊張もありましたが、参加者の皆さんが本当に素敵な方ばかりで楽しい雰囲気を一緒に作る事ができたのかな…と。何より皆さん本当に母娘仲良し!親子で手順を確認しながら一緒に学び、一緒にきものを楽しんでくださっている姿がとても素敵でしたし嬉しかったんです。
私はきもの講師を始めた頃から、若い年齢層の方に向けてお稽古したい!若い世代の方にきものを身近に感じてほしい!日本文化を知ってほしい!そんな思いがずっとありました。昨年、中学生高校生専用のティーンズクラスを開講したのも、そんな思いがあったからです。
きものを自分で着る事って、今の時代はYouTubeやSNSで検索するとたくさん出てきます。私も見てます。正直、とても参考になります。でも、やっぱりそれだけでは足らない部分があって、手順が判っても、手つきや力の入れ方、小物の扱い方、程よい場所は理解することは出来ません。
私は、ネットを活用している世代には特に直接一緒に学んでいくことを大切にしたいと考えています。
今回の親子きもの地域文化倶楽部を通して、その思いが一層強くなりました。
ティーンズクラスは毎週金曜日、親子で参加いただけるクラスは土曜日にお稽古しています。親子で参加いただけるクラスは毎週ではありません。ご都合の良い日にご参加いただけます。
これからも、たくさんの方にきものを楽しんでいただけますように…。
今回ご参加いただいた皆さんにも、引き続ききものを楽しんでいただけると嬉しいです!!